わたしはいつもボロボロで生きる

30代メガネ女子が都会で消耗していく記録

その後

仲のいい友達でいようと約束してから一度、休日に二人で会った。何ヵ月も前から約束していたライブなので、チケットも有限だし当たり前に二人のままだった。(同様の約束が来月もある)
正直ライブが楽しみすぎてへらへらしていたし、ライブはとてもとてもよかったし、その後の食事も会話も至って普通、振られる前そのものの関係性だった。振られたあと多少反撃をしていたので、私ももう蒸し返すべきでないとわかっていたし、彼自身も気を遣わなくはないものの、普通に会話を楽しんでくれているように感じた。
友達としてだけど楽しいし好きだな、と晴れ晴れとした気持ちで帰宅していながら、数日経つと、振られたことがなかったことにならないかと考えてしまっている自分がいる。この期に及んで。あまりにも普通で、あまりにも変わりがなくて、このまま彼が以前言っていた女の子とうまくいかなかったらどんでん返しはないのかなどと思ってしまっている。

つい考えてしまう。振られた日のキスの意味。あの日、言っていた気がするタイミングというキーワード。思い出してしまう。その数日後、二人になった20分ほどの時間に絡めた指。ライブの帰りの中央線で、やたら近かった気がする距離感。絶対このまま付き合うと思ってた、と語る彼との共通の飲み友達の言葉。これらを前向きに解釈してしまうことはもちろんできる。でも、長い目で考えると絶対に知らない方がよい真意。

この気持ちは本当に消えるのだろうか、と、空しく思う時間のほうが長いのだけど、結局はどうにもならないとわかっているからこそ手放し難いだけな気もしている。次に進む気持ちがないわけじゃない。たぶん、次心を向ける相手ができるまでの話にすぎないはずなのだ。
などと書きながら、今夜も彼との思い出のライブのプレイリストを聴いている。仕方ない、思い出がありすぎるのだから。