わたしはいつもボロボロで生きる

30代メガネ女子が都会で消耗していく記録

海が聞こえる2022

今年、湘南の海に目覚めた。ああ~真夏のジャンボリー--、ではなく、海そのものである。

4月後半に引っ越した部屋が片付け切れていないことは容易に想像ができたため、どこにも出かけなかったGW。
束の間でもGW感が味わえることがしたいな、海では?と思い、湘南エリアに分類されたりされなかったりする土地出身の後輩に相談。
「最初は江の島でしょうね。混みますよ」
江の島といえば水族館があることくらいは私も知っていた。GWはさぞ家族連れで激混みであろうと思い、早朝に行ってさっと撤退するプランにすることを決意。
テレビが届く日以外はいつでもよかったので、天気予報でいちばん晴れそうな日を選び、朝8時過ぎに現地に着くよう早起きして向かった。

まず、江ノ電に乗った時点で、私のなかに眠る些細な鉄分が反応しテンションが上がる。天気が良い日を選んだだけあり、窓から差す光の欠片がキラッキラでVACATION!ってかんじ、とワクワク感が増してきた。
江ノ島駅を降りて真っ青な青空と海を見た瞬間、「最の高」と感じた。散歩に来ている近所の人たちもみんな穏やかで満ち足りているように見える(妄想です)。
サーフボードを抱えて自転車で颯爽と去っていく後ろ姿をみて「かっこよすぎる」と感動した。
何より眺めと波音のヒーリング効果がすさまじく、心が洗われた気分になった。

以降、早めに起きられそうな週末は前日に天気を見計らい、たまにカメラを連れて訪れている。
海辺を散歩して、120mmフィルムを1本撮る程度に楽しめば満たされるので、滞在時間は短い。ショートトリップとも呼ぶのもはばかられる。(正味20分程度か)

最近は材木座に行くことが多い。シリーズ化したいな、私と材木座(名前は適当です)