わたしはいつもボロボロで生きる

30代メガネ女子が都会で消耗していく記録

登山デビューした

今年、なにか新しいことを始めたいなと10月くらいにふと思ってしまった。残り1/4というところまで来て何をいまさら感があるが、上期忙しかったのを私なりに取り戻したい気持ちになったのかもしれない。
9月にお見かけした展示の影響と、おしゃツイッタラーの週末登山ポストでふと「そうか、山か」と思い立ち、日帰りで難なく行けそうな東京近郊の高尾山以外の山を探し、御岳山を選択した。
思い立ったタイミングのせいもあるが、なんとて紅葉シーズン、高尾山ほどでなくとも混雑していることは容易に想像がつくので、できる限り早めに行きたい。ということで前日は22時には寝たい、と思い3連休中日に行くことにした。天気予報もばっちり快晴だ。

新宿から青梅に向かうホリデー快速おくたま1号に乗るべく、6時過ぎに家を出る。まだ日が出ていなくて、晴れているかどうかわからぬが天気予報を信じるしかない。
無事に乗り換えも完了、ギリギリ座ることができたという混み具合であった。登山装備の人が半分以上乗っており、三鷹を過ぎたころにはもっと増えていたと思う。
青梅で奥多摩行きに乗り換えたら、平日の通勤電車ばりに混みあっていた。みんなの荷物が大きくて窮屈なのもそう感じる一因かもしれぬが。
御嶽駅で運よく早めに降りることができ、並ぶことなくトイレを済ませ(ラッキーだった)、バスも1巡目には乗れなかったが、増発していたのかすぐやってきた2巡目で座ることもできた。これまたラッキー。

ケーブルカーのふもとに到着したら、バス1巡目の人たちで混みあっていた(当然)。待つのが苦手なので、初心者のくせにケーブルカーを使わずに自力で登る道を選択。
急勾配(私にとっては)で開始5分程度で自分の選択を後悔したものの、

朝の光と杉並木、神々しすぎる

独り占め気分で眺められるすばらしい景色に励まされ、
すぐにTシャツ1枚になってしまった温暖すぎる気候の恩恵を受けつつ、1時間弱でケーブルカーで登り切った後の駅に到着。

そのあとは宿坊でおにぎりを買ったりしながら頂上へ

紅葉を満喫。頂上で食べるおにぎりも最高であった。まだあったかかったのもよき。


前日急いで購入した「YAMA」のカメラ。軽い。

早めに行動開始したおかげでまだ10時過ぎか、と思って、YAMAPで見かけていた日の出山縦走コースにトライすることに。なんといっても最後温泉で〆られる、というのに惹かれた。
日の出山方面に向かい始めると途端に人が減り、ちょっと、いやかなり心細くなる。団体さんはみなさんゆっくりペースなのでいずれも追い抜かせていただいたのだが、「熊…出てもおかしくないな?」とびくびくしてしまった。団体さんは誰かしらから熊鈴の音を響かせており、「あの人たちの後ろにいるべきだった」と思ったり、鈴の音をりんりん鳴らすベテランハイカーに追い抜かれると「待って!ついていく!」という気持ちになったり、情緒が忙しかった。

日の出山山頂

山頂に着いたら道中見かけた人たちからすると想定以上の人数がお昼ご飯を楽しんでおり、わたくしもしばし休憩。と思ったら、暑い。天気がよすぎるし、山頂なので日陰は少なく、すでに先客がおられる。
御岳山山頂でおにぎりを食べつくしていた私、はちみつ梅をつまんで、のんびりもせずそそくさと下山。
この下山がきつくて、、階段になってない下り道は舗装されていないので、ハラハラしながら下りていったし足への負担をいちばん感じた。ストックを最も欲した瞬間だったと思う。子犬連れのおじさんが比較的うしろにぴったりついていたのもあり、もう少しペース落としたいなと思いつつも当初の勢いのまま下山。
山道を抜けてつるつる温泉へ向かう舗装した道へ出たころにはかなりへろへろで、ここで子犬連れのおじさんに軽快に追い抜かされた。子犬すごい。
日ごろジムにいって筋肉を刺激する習慣はあるほうだけど、そのあと4日間筋肉痛は続いたのだった。下山が効いたと思われる。

ちゃんと続けたい気持ちになるか不安だったのでトレッキングシューズと上着以外はありものと安物で済ませたんだけど、山頂のおにぎりのおいしさとばつぐんの景色が忘れられなくて、ちゃんとレギンスとザックを買って来月また近郊の山に登りたい気持ちになっています。
あと新緑のころに尾瀬ハイクしたい!